サクソニーを代表するビール会社Freibergerの【Freiberger Export】を飲み比べ
サクソニーを代表するビール会社Freibergerの【Freiberger Export】を飲み比べ
7本目の投稿です!東のドイツのサクソニー州で製造されている【Freiberger Export】を飲んでみます。
かんたん評価
スーパードライにそっくりの味!水っぽく安っぽいのが残念!
ビールの紹介・関連情報
アルコール:5.5%
原材料:ホップエキス、大麦麦芽、水、イースト
カロリー:38kcal/100ml
地域:サクソニー(東ドイツ)
価格:0.78€
内容量:500ml
容器;:ビン
IBU:不明(苦さを表す指標)
Original Wort:不明(発酵する前の麦汁の比重)
Freiberger Exportはピルスナータイプのラガービールです。東ドイツのサクソニーで製造されています。社名でもあるFreibergerという街に醸造所があります。
Exportという名前ですが、これはビールのタイプで、その名の通り、輸出用にアルコール度数が高めにつくられています。IPA(インディアンペールエール)というビールも輸出用のビールとして作られた歴史がありますが、Exportはピルスナーです。アルコール度数を上げたり、ホップを多めに製造すると長期間持つようになります。
Freibergerはサクソニー地方最古の醸造所です。1266年に当時の領主Margrave Heinrichがサクソニーの炭鉱の労働者向けのビールとして唯一認可したビールです。ベルリーナーがBerliner Kindleを愛するように、ドイツによくある地元愛されビールですね。
この辺りは、ドイツでもっとも美しい街と言われるドレスデンがあったりします。ドイツはいろいろいったのですが、この辺り東ドイツ・チェコあたりが中世ヨーロッパの重厚な建築を思わせる街づくりをしています。
ただ、旧東ヨーロッパの地域なので、ドイツ国内で、もっとも賃金が低い地域でもあります。ネオナチや極右の活動が活発な地域です。
ちなみにFreibergerは馬の種類の名前でもあります。スイス原産の馬で軍馬なんかに使われています。
評価内容
1:見た目 2点/5点
色はGolden Yellowです。ピルスナーですが、若干色が濃い目です。泡は粗目で、フォームはあまりよくありません。水っぽい印象を受けます。
2:香り 2点/5点
香は強くなく、意識してかがないと感じ取ることができません。スーパードライにそっくりの香です。
3:味 2点/5点
香と同じく飲んだ瞬間、スーパドライ!って感じます。ホップの苦味とスパイスの香りがします。複雑さがなくすっきりとした味です。
後味は酸化した味といいますか、鉄っぽい味がします。
4:のどごし、口あたり 3点/5点
ライトな飲み口です。キレもよく、ごくごく飲めます。水っぽいしゃばしゃばした印象なのですが、これは逆にいいうと飲みやすいってことでもあります。
総評
2.5点/5点
全体的に、残念なビールでした。色合い、飲み口ともに水っぽい印象を受けました。味、香りはスーパードライにそっくりです。
またグラスに注いでから、短時間で香、味が飛んでしまいました。ビールとしては、大きな減点ポイントです。
キレはよくごくごく飲めます。値段も安めなのであまり味にこだわらないなら買ってもいいかなって感じです。
外部リンク
オフィシャルページ(ドイツ語)
https://www.freiberger-pils.de/unsere-biere/bierspezialitaeten/exportbier/