ボヘミアンビール【Březňák】を飲み比べ!
ボヘミアンビール【Březňák】を飲み比べ!
2回目の投稿です!今回は、チェコのラガービール、【Březňák】を評価します。読み方は、ブレツニアックかな??EDEKAという少しお高めのスーパーで購入しました。
ドイツに来たばかり&ビール官能評価の初心者ですが、よろしくお願いします。
かんたん評価
ホップの苦味なく、気軽に飲めるリラックス用ピルスナー
ビールの紹介
Březňák はPale lager/Pilsnerビールです。醸造所は、チェコにあるVelké Březno brewery という会社で、1753年創業です。今は、ハイネケングループの企業です。
このビールは、伝統的なビールの製法を守って作られています。長期熟成、オープン発酵しています。醸造所がある街は、もともとドイツの町でした。 チェコとドイツの間の山脈を水源とするエルベ川のほとりにある醸造所です。
赤を基調にしたブランドと、ロゴのおじさんが共産圏を思わせますが、このおじさんはレーニン、スターリンでもなく、共産主義時代のチェコの指導者でもありません。Mr. Viktor Cibichという鉄道検査官がモデルになっています。1906年からロゴのおじさんです。この方は、モデルになることで、週30本のビールをもらってたそうです。
チェコのプラハは、日本人からするとイメージ的には、東欧ですが、ハプスブルク家のオーストリア帝国の首都であったこともあり、地理的にも中欧にあたります。チェコとドイツは大きな山脈によって隔てられていますが、中世の文化的には、かなり近かったのだろうと思います。一度プラハに旅行に行きましたが、レストランで食べる伝統料理が、ドイツ料理となにがちがうの??ってなったのを覚えています。
アルコール:5.1%
原材料:ホップ、ホップエキス、モルト、水
地域:ボヘミア(チェコ)
価格:0.69€
容器;:ビン
内容量:500ml
発酵温度:12℃
評価内容
1:見た目 4点/5点
色は、透明感のあるコッパーゴールデンです。銅のような少し濃いめの金色、甘味の強いはちみつを思わせます。泡(ヘッド)はきめ細かいですが、すぐに消えてしまいます。泡(カーボネーション)は特に特徴はなく中程度です。
2:香り 2点/5点
香りは、ほとんどありません。意識的にかがないと、ほとんどきずきません。ホップの苦味のかおりはなく、若干りんごのようなさわやかな香りと、草のようなグラッシーな香りがします。
3:味 3点/5点
ホップの苦味がゼロです。香りと同じく、若干のフルーティさがあります。 ドイツのライ麦パンのようなイメージです。小麦70%、ライ麦30%のパンのパンかな??(笑)
後味は、鼻に抜けるモルトの甘味を感じれます。
4:のどごし、口あたり 3点/5点
ライトボディで、のどごしがよいです。口当たりはスムーズです。
総評
3点/5点
味と香りがほとんどないビールでした。その分、ホップが苦手な人も飲みやすいです。筆者はピルスナーはスーパードライが最高だと思っているのですが、スーパドライよりも苦味が少なく、フルーティで、少しのど越しが劣化したかなって感じです。
製造会社自体が、まったくマーケティングに力を注いでいないようで、ほとんどネットに情報がありませんでした。あってもチェコ語のみで、英語はほぼゼロ。マーケティングなどには力をいれず、伝統的なクラフトマンシップに基づいて作っているビールなのだと思います。
官能評価していたイギリス人が、スポーツを見ながら飲むビールだ!!といっていました。(笑)たしかに、味の主張が弱いので、なにかほかのことをしながら飲んでも、気がとられません。
アルコールの抜けはとてもよかったです。のんびりしながら週末に飲むビールですね!
外部リンク
オフィシャルホームページ